流×麗



「なに、誕生日がめでたいって?俺以外に一杯いってもらってんだろ?」













REAL















「流・・・んん」





気付いたら口にしていた。





もうどうにもならなくて、驚く流鬼の首に手を回して、首を回して顔を寄せる。





そうして赤く、濡れた流鬼の唇をぴちゃり、と舌先でぬぐった。





それから顎に触れ、ついばむように嘗める。




「流鬼・・・」




名前を呼ぶだけで、背筋から爪先までにしびれが走る。





腰を伝わったときに、ビクリと震える。




この、自分より小さい男に、





どうしようもなく欲していた。






「ん・・・」




流鬼の胸元に置かれた手がそっと下にずれ、身体をずらした麗は流鬼の喉元に軽く歯を立てながら方でに急ぐように流鬼のシャツのボタンを外す。




「なーんか、、、こうしてると俺が、攻めてるみたいじゃない?」




いつもは上に乗ってる存在に、上から見下ろす感覚になんとなく優越感を満たされる。






「何ふざけた事言ってんだよ」





とたん相手からはクレームがふってくる。








「俺以外じゃ駄目なくせに」







くすくすされそのままどこから力が出てくるんだ、と言わんばかりにひょいっと、体勢を入れ替えられる。






「今日は俺でよかったのかよ」





手は敏感なトコに触れて快楽を与えながら耳元で囁かれる。





それだけで達けそう。








『流鬼がいい』








そんな事を言えずに、ずるずると身体だけの関係。







口にしたらとたんにこの関係が崩れて、俺を支えるものがなくなる。








だから。










「マジ、麗ってば敏感だよな」





耳に届かせれば身体の下に組み敷くその身体はひくひくと振るえ、歓喜を示す。





本気なのは俺だけなのかな、と身体だけの関係が続く。








こんなときに一緒に時を過ごせるのは思い過ごしですか













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