注意!


これは続き物の後編です。

前編・中編も読まなくてもわかりますが、是非目を通していただけると嬉しいです。

そしてがっつり容赦なく裏です。

流玲・葵麗駄目な方はやめましょう。


are Your ready?





「発情期」 後編






「っっ……」


二人で絶頂を迎えた後だった。


ソファーにもたれかかるようにしてぐったりとしている玲汰。



ずる、っと腰を引けば、自身は玲汰の中から抜け、その瞬間玲汰の内壁は流鬼自身を離すまいとヒクついた。

そして体内からはこぷ、と白濁が伝い落ちる。


そうすれば玲汰の身体は微かに震え、濡れた吐息が零れる。


「エロいな……」


その台詞の通りソファーに横たわる玲汰からは壮絶な色気がかもし出されていた。


上気した肌に玲汰自身から飛び散った蜜と、流鬼が体内に吐き出したものが伝い落ちる内股。


乱れた上着と、下半身は丸出しな姿。


壮絶だった。


「流鬼……」


見とれてたら掠れた声がした。


そういや、ぎゅ、ってしてねえな、なんて。


いつもはSEXの後はお互いに抱きしめるから。


「なーに」


多分そうなんだろうな、とソファーに座りなおす。


いつもだったらこのままきっと腕が伸びて抱きついてくるんだろうな、と予測して。



「後ろ………」



指差す先には葵がいた。



「あ、お構いなくやよ」


水取りに来ただけやよ、と。


でもその顔はにやにやしていて。


「………葵さん、こいつの姿タダ見?通行料は?」


何となくその顔がムカついて言ってみる。


わざわざ気をきかせて寝室貸してやったんだから、こっちにくんなよと。


「んー……通行料なぁ……」


首をかしげながら考える葵。


そんな葵も下だけ履いて上は着てない格好。


胸元にはおそらく麗がつけたのだと思われる所有のマーク。


まあ、あんだけ声が漏れてたら一回や二回はやりおえてるんだろう、と安易に予測がつく。


「あー、じゃあ四人でしてみるとかどう?」


「はあ?葵さん何いってんの」


四人で、ってどうしたらその発想になんですか。


黙っていれば葵さんはにやっとして


「そうと決まれば膳は急げ」


ひょい、っと。


そう、まさにひょいっと玲汰は葵に横抱きにされ。


いわゆる姫だっこ。


いとも簡単に葵の手によって抱き上げられていた。


そして一言。



麗が待ってるから行く、と



「ちょ、、、葵さん?」


何がなんだかわからないうちに抱きかかえられてふわふわする感覚。


達ったばかりで力も入らず、抵抗する気にもなれない。


「大人しくしときや?」


目の前にあるしっかりとしている上半身には無数に散りばめられたキスマーク。


「葵さん…これ…」


ついぼそっと口から出る。


「あー、、麗がさっき着けてたんやよソレ」


玲汰にもついてるやん、と首筋にちゅ、っと音をたてて吸われる。


「っっ!!」


「ちょっと葵さんー。それ俺のだから」


とたんに流鬼の不満交じりの声。


「知っとるから」


取ったりしやんし、第一麗がいると。


玲汰を抱えて行き先は寝室。



LET’S SHOW TIME



寝室に入れば、そこにはシーツに生まれたての姿のまま包まってる麗の姿。


す、っと横に下ろされた。


そこから先は流鬼に命令されて。


まだまどろんでる麗の脚の間に身体を滑り込ませた。


そこから先は言われるがままに玲汰は動いた。


拒否したら後が怖いのを身をもって知っているから。


「玲汰、麗の嘗めてやれよ」


一言そう命令された。


その台詞がきっかけで玲汰はむき出しのままの麗自身におず、っと舌を這わせる。


もちろん慌てるのは麗。


「おわっっ!?」


身体をぐっと起き上がらせれば、そこにはにやついた葵と流鬼。


そして下腹部に見慣れた金髪の頭。


「っっ!!!」


何で、こいつがここにいるんだと頭で把握する前にびりっと快楽が走り、言葉に詰まる。


「んっ……ふ…」


ちろちろと舌先で麗自身の先端を嘗める玲汰。


それだけで主張を始める麗のソレ。


「おーおー、従順やん、流鬼に」


躊躇う事なく流鬼の言われるがままの玲汰をみてニヤニヤしながら葵は言う。


その顔は実に楽しそうで。


麗の我慢する姿だけを捉えていた。


「まあなあ〜?じゃねえと後が大変なの知ってっからな、コイツ」


流鬼は玲汰が普段自分にするように麗に奉仕している姿に胸の昂ぶりを覚える。


「っッ……」


麗の口からは押さえきれない甘い吐息が時折漏れる。


「うっさん超エロいし」


自分の恋人の口淫にひくつく肢体。


それは流鬼からみても十分に卑猥なもので。


「あれにいっつもヤラれてんよ、俺」


言えばくすくすと笑い声が聞こえる。


目の前で繰り広げらられるいとおしい恋人の乱れ、絡む姿。


「んっ…」


玲汰の赤い舌先がちろちろと卑猥に蠢く。


そのたびにぴくぴくと麗の白い内股が震えるのがみてわかる。


しかし上体をいつのまにか起こし、玲汰の頭を抱えるようにして快楽に耐える麗。


ぴちゃ、ぴちゃと濡れた音が部屋に響く。


玲汰の舌先が動くたびに溢れ始めた蜜。


うっすら暗い部屋に絶妙なコントラストで二人の姿は浮っていた。


「ちょぉ、二人ともノリノリやし」


「マジで、すげえ。煽ってるとしか思えねえ」


さっきまでやっていたせいなのか、二人とも抵抗するかと思ってたのに、意外とすんなりとこの事態を受け止めていて。


そう。


自分の相手を無視してるかのように二人の世界だった。


「これはこれでいいんだけどさー」


俺らも混じらねーと、とにや、っとすると流鬼は葵の方を見た。


「なーに、流鬼さん何かええ事思いついた?」


「ちょっとな」


そう言って二人に近寄る。


玩具をみつけたときのような表情を浮かべて。


「おーれも混じらせて」


そう楽しそうに言って触れた先は玲汰ではなく、


麗の身体だった。


「っっ!?」


いつもと違う身体への触れ方を感じ、麗は一気に意識を引き戻す。


胸元をいじる指先は慣れた葵の指ではなく、流鬼のもの。


「うっさん、ここ硬くさせてるし」


後ろから腕を回され姿は見えないが、耳元で囁かれる声は確かに流鬼のもので。


葵の声より数段低く響くその声は、耳元で囁かれるだけで麗の下腹部を熱くさせた。


そうしてちゅる、と舌先を耳にねじ込まれくちゅくちゅと音を響かされれば嫌でも身体は熱を持ち、麗の口からは嬌声が溢れ始める。


「麗もいけない子やなぁ」


そんな麗の反応をこれまた楽しそうに見つめる葵。


じゃあ、俺も混じってみようか、と。


葵に見られている。


だたそれだけで麗の身体は悦びに震える。


「…んんっ…」


玲汰の口腔内で質量を増すソレに玲汰は眉間に皺を寄せる。


そしてあふれ出す蜜。


ちゅる、っと喉奥できつく締め付ければ麗の身体は小刻みに震える。



「麗は淫乱やな」


気付けば玲汰の背後に回り、葵の手は玲汰自身に回されていた。


そっと触れると、そこは刺激もしていないのに、微かに反応を示している。


「玲汰ってば麗の嘗めとるだけで、ココこんなさせてるし」


流鬼もいつもほんまにいい仕事してんな、と。


お互いに顔をあわせ、にっ、と口端を上げる。


「麗、みてみろよ、葵さん」
「玲汰、見てみぃ?流鬼を」


二人の口から同時に耳元に囁かれる。


促されるままに視線を言われた通りの先に移すと、そこには目の前で、自分ではない人間を愛撫している恋人の姿があった。


「すっげえ、麗の中ぐちょぐちょだし」
「玲汰ん中も凄い事なっとるやん」


お互いがお互いの恋人の乱れる姿を見ながらお互いの恋人の後孔を解す。


「葵さん、これ中に何回出したー?」
「そう言う流鬼だって一回やないやろ?」


ぐちゅぐちゅと指でかき回すたびに溢れてくる白濁にお互い見合ってヤリすぎだろ、と言い合う。


二人の間では、いつもと違う感覚に震えていた。


玲汰の口で達く寸前に流鬼の手によって遮られた麗自身は、いまだに流鬼の手で塞き止められ、ぽた、と先端から蜜を零していた。


一方玲汰は葵の指によって内壁を拡げられ、探るように動かされるたびに、身体を支えていた両腕の力が抜け、麗の下腹部に顔を埋めるようにして尻だけを突き出すような卑猥な格好になっている。


「麗のココ溢れてくるし」
「玲汰のココも凄いで?」


同時に二人は指をくいっと中で拡げるように動かす。


外気に触れ、びく、と震える玲汰と麗。


「特別葵さんだから許してやるよ」
「流鬼だからええよ?」


ニヤっとして、お互いがそう顎で認めあうように指図し


次の瞬間四人は繋がった。






「二人とも悪趣味すぎ」
「……流鬼の変態は今に始まった事じゃねえけど、最っっ低だべ」


「二人とも気持ちよさそうだったじゃん?最後俺うっさんに乗られたんだぜ?」
「玲汰なんかもっと、って俺の離さんかったやろが」


「……二人とも本当最低」
「いっぺん死んでこい」



そして一ヶ月の禁欲を申し立てられ、幼馴染の二人は実家にこもったとか。






END




〜あとがき〜


変な終わり方してごめんなさい!!

つうかですね、4人でのエッチって

結構文章だと

辛い。

この一言につきる(笑)

でも今更漫画でとか言われてもそんな気力もねえし、ペン握らなくなって随分たつんで(笑)

アレ、っすね、アレ。

乱交も3Pまで(笑)4Pは描写が無理でした。わしのつたない文才では(死)


このお話は一人暮らしを始めたって事で始めたネタなんですが、当初の予定ではなかった後編をくっつけたのは、可愛いメールを頂いたせいでもあります。


いいきっかけにもなって、もう4Pはやめようと思いました(笑)
3Pネタは大好きですが、4人以上は無理だ・・・(遠い目)
ちゅうか絡ませるのが無理って?


最後は流麗、葵玲で挿入って事で(笑)


お粗末さまでした。
待たせておいてこれって・・・・すみません(へこへこ)