「麗〜、ソレとって」

「ぁ〜、これ?」

「そうそう、あんがとな?」

「あー!葵さん、ソレソレ」

「あー、はい、これやろ?」

そんな二人のやりとりをじっと見つめるもの一人。

人はガゼットボーカル流鬼と言う。

「な〜、玲汰、ソレとって」

「それって何だべ、わかるかボケ」

そんな答えに俺はあいつらに負けてると思った。






MY ANGLE






「なあ、玲汰」

仕事を終え、二人仲良く帰宅すれば、そうそうにつれない俺の大切な人。

もともとの正確もあり、どうにもこうにも甘いと言う雰囲気は似合わない俺ら。

今日葵さんと麗を見ていて少し羨ましくなった。

そんな阿呆な感情。

「んだよ、変なヤツだし」

するっと横に滑り込んでくる身体。
自然に、本当に自然に傍にあるこの温もり。

「流鬼?」

こいつにとって普通なんだろうけど、その上目遣いは十分に俺の心をくすぐるものであって、本当に

ごく自然に

押し倒した。









部屋中に広がって行く衣擦れの音。
普段嫌がるのに珍しくリビングの床で至る行為。

背中が痛いし、明るいから嫌だと抵抗にあうのに、何故か今日に限って抵抗もなく事がすすみ、流鬼の手によって玲汰の白いその肢体は、光の下に露になっていた。

「久々じゃねえ?」

喉の奥でくく、っとくぐもった声をさせる。

いつもは暗がりで全く見えない玲汰の肢体。

羞恥のせいか、薄ピンクに染まりなんともいえない卑猥さ。
肩で息をするその姿は流鬼の下半身に直結なものであって。

「玲汰も溜まってんじゃん、コレ」

下腹部に手を伸ばせばすでに触ってもいないのに主張しているソレ。

布越しに触ればびく、っと大きく腰を跳ねさせ息を呑む玲汰。

すでに痛いほどにジーンズを押し上げてるソレは感触からもかなり痛くなってると思われ、触れるたびに玲汰の身体がひくつくのがわかる。

「うっせぇ・・・流鬼、、、もじゃん」

玲汰の手がおず、っと下腹部に触れれば、そこは十分に硬さを持っていて、きつそうにしていた。

「俺で、こんなにしてくれてんだ?」

身体をずらし、ちち、っとチャックを下ろす。
流鬼自身がきつそうにしているそこにちゅ、っと布越しに口づけるだけで息を呑むのがわかる。

「んっっ……」

自主的には滅多にやらないのに、今日は何故かそう言う気分にさせた。

つつ、っと舌先を流鬼自身に滑らせる。

先端に舌先を尖らせ嘗めながら根元は指先で愛撫する。
そのたびにびくびくと脈打つソレに、感じてくれているんだな、と嬉しくなる。

「きもひ・・・?」

上目で見れば、何故か顔を真っ赤にして口元を抑える流鬼。

「……お前、それ犯罪的」


そう


その玲汰の仕草は流鬼にとって

煽る以外の何物でもなかった。

「んん……」

玲汰のそこはすでに流鬼の指を3本も飲み込み、ばらばらと動かすたびに卑猥な音をたてていた。

まだ限界なんて生ぬるいもには程遠い事を知っている。

だから、中を拡げるかのようにくちゅ、っと音をわざと響かせるように動かせば、か細い玲汰の嬌声。

その声はひどく心地よかった。

「玲汰―?この先どうしたい?」

くすくすしながら指先の動きは止めずに、むしろ玲汰のいい処を狙うように指先を擦り上げる。

意地っ張りな玲汰の事だ。

返事はわかっている。

「わかって……るべ?」

潤んだ瞳でじっと見上げられる。それだけで、もう今すぐ突っ込んで中で果てたい。

けど、そこはぐっと堪えちょっとだけ意地悪してみよう、と言う気になるくらい、今日の玲汰は積極的だった。

「わかってぇけど…聞きてぇんだよ?」

だから、そう、耳元で囁く。

玲汰の大好きな低く響く声で。

「っっ……」

それだけでひくつく玲汰の身体は見事だった。

羞恥心がありどうしても素直になれない、その姿。

それをどうしてもねじ伏せたい。

そう思うのは男の性なのか。

「言ってくんなきゃ、このまま、だし」

指先は玲汰の胸で淫らに触ってと主張している突起をつまみ上げ、口端だけを上げてじっと見つめる。

言うまで、このままだと知らしめるために。

「……流……」

いっぺん死んでこい、といいながらも耳元でこう囁かれた。

流鬼が欲しいと









「っっ!!!!」

ぐちゅぐちゅと濡れた音が辺り一面に響く。
そのたびに玲汰の口からは溢れてやまない甲高い声。

流鬼自身がぐぷぐぷと注挿を繰り返されるたびにそこは淫らにも収縮を繰り返し、流鬼自身を悦ばせた。

「玲汰ん中……マジ、、、気持ちよすぎ……」

ふとした瞬間に意識をもっていかれそうになる快楽の波にぎりぎりの所で踏ん張り、玲汰を導こうと突上げる。

動きに合わせてひくつくソコはまさに絶妙なタイミングで流鬼を高めていった。

「流・・・ぁっっ」

普段はセックスの最中に名前を呼ばれることもあまりない。

だからなのか。

今日は異様なまでに

興奮した。

「すっげえ、玲汰のここ」

指先を絡める先は玲汰のそれ。

すでに溢れんばかりの蜜を垂らし、腰を揺らすたびにさらにこぷこぷと溢れさしていた。

「玲汰、最近こっちだけで十分イけるようになったよなあ?」

そんな反応にくすくすと笑いがこみ上げる。

ぐいっと片足を肩までもちあげ一気に最奥まで突上げれば、返ってくるのは嬌声のみ。

ぐちゅぐちゅと響く音と、玲汰の濡れた声。

最高だった。

「流鬼、、、のせい……だろが、、馬鹿やろ…」

そう言われ睨む瞳も涙に濡れていて

「やっべー……」

その日は玲汰が意識を失うまでその身体を貪った。










「……」

「何、玲汰たち喧嘩でもしたの?」

事務所に広がる喧嘩してますオーラ。

「知らやんけど、おおかたあっちの事やろ?」

そんな葵の言葉に二人から同時にんなことあるか、と突っ込み。

「でもさー……今日は、流鬼にもこれ、ついてる辺りねえ?」

麗が自分の首をとんとん、としてにやけると、暫くして耳まで真っ赤にさせた玲汰と、バツが悪そうな流鬼がいたとか






END?




〜あとがき〜


久々の流玲おんりぃです(笑)

11500HITの憖さんのリクっすね。

らぶらぶえっちかどうかはわかりませんが、まあ、バカップルっすな(笑)

やっぱり流玲好きすぎてたまりません。誰かかわりに書いてくれ(ぇ)