注:このお話は作者の腐女子的思想とちょっとした現実(本当Jと玲汰さんが呑みに行くことしか現実ではないとか)のお話です。
前提として流玲・そしてLUNA SEAは私INOXJなんです。J受けなんです(笑)そこんとこよろしくお願いしまーす。
そしてJの事を思いすぎてドキドキしすぎて書き方がいつもと違う勢いのみのギャグなのはご愛敬と言うことでおゆるし下さい。。。知性のかけらもない!アハ













見慣れない番号からの着信通知を知らせる携帯。
登録していない番号で、いつもなら絶対に出たりしないのに、なぜかこの時はピピっと。
何故か出た自分にこの時ばかりはほめてくれ、となった。




『ぁ、玲汰くん?今夜暇?俺と呑まねえ?』


そんなお誘いの声はなぜ俺に声がかかったのか、そしてこの番号はどこから得たのか、そして何でおれ?!といったもので。



『Jさん!!暇!暇っす!』

『…元気いいなあ』


クスクス笑われてるのがわかる雰囲気とそして頭を疑うかのようなJさんの待ち合わせの場所と指示に俺は何度も頷いた。





「……そんなに緊張しなくてもいいだろ」

慌てて支度をして店にきてみれば、そこは洒落た雰囲気の店で、ちゃんとした個室。

二人で中に入っても全然余裕があってあと4、5人は入れちゃう位大きい部屋。
目の前には俺の尊敬してやまない人。
ラフなジーンズにシャツと言う格好。
何年たっても俺にとっては心底尊敬してやまない神様のような人だと思ってたのに、なんで今俺がここにいるのか的に心臓がバクバクする。

さっきまでしてたサングラスを外されればそこには人懐っこい瞳が現われて俺が女だったらありえない位その瞳にヤラれちゃってただろう。

「え、ぁ…今日はっ…さそっ…っ」


ああ、やべえ俺まともにしゃべれねえ、なんてそんな事どうでもいい位に緊張してしまってるみたいでそんな俺にクスクスと笑みをこぼされる。


「玲汰くん、緊張しすぎだし」

ワハハと笑われながらとりあえず乾杯しちゃって緊張ほぐそうよ、なんて言われて。



頭の中はパニクったまま俺はJさんに勧められるがままにカクテルと言うものを口に運んだ。







「Jさんなんで…俺誘った、んっすか?」

多少入った酒のおかげで何とかまともに話せるようになったと言え、やはりどうにも考えながらしゃべってるのかそれとも結構酒が効きすぎてるのかなんとなくしゃべり辛い。
他愛もなく音楽の話とかバンドの話とかしてたけど、ふと疑問に思った事がスルリと口からでる。
そして目の前にいる人の顔色を見てJさんの酒飲みっぷりは雑誌とかで知ってたけど、本当この人酒強いなあ、なんて何杯目になるかわからない酒の量なのに変わらない顔色にちょっとだけ驚く。


「あー…今日は井上も遅くなるみたいだし、誰もいなかったからなー。たまたま日下にこの前聞いてたから直接連絡したわけだ」
わりいな、かってに情報入手して、なんて言われたけど、むしろグっジョブくっくん!的な。
あいつやっぱりイイ奴じゃねーかなんて感動してしまう。

ちゅうか俺の耳に聞き間違いじゃなければ井上ってINORANさんの事だよな?


「…井上ってINORANさんですよね?」

そして酔っぱらってる俺は思ってる事が口から出てしまうのかあっさりと聞いてしまう。




「あー、そうそう、一緒に住んでるからね」

あいつが帰り遅いとうちで一人で暇じゃん?なんて言われて。
いくら幼馴染だからって一緒に住んでるとか凄い仲良すぎなんじゃないですか、と。

ちょっとしたびっくり。




「INORANさんとはずっと一緒なんですか?」

なんだか俺の大好きなJさんを独占してるって言うことがちょっとだけムっとする。

そんな俺は無意識に口がとんがってたみたいで。




「……玲汰くん可愛いなあ…」

クスクスと笑みを零されてはっとして顔が赤くなってしまう。

だってからかわれてるかのような気分になってしまうし。
Jさんとは一回りも年齢が違うから余計にそう思われるのは仕方がないけど、男に可愛いと言われるのは流鬼以外にはいないわけで。


「……Jさんに可愛いって言われても…」
恥ずかしいだけです、なんて何気なく。


だって流鬼に言われるのもまだ慣れてないのに。



「…ハハ。いやいや、キラキラしてて可愛いと思うよ俺は」

だから同じバンドの何だっけ、ボーカルの子が玲汰は俺のものですから宣言をかましてくれるんでしょう、と。



「……は?」

聞き捨てならない事を言われた気がする。
とってもとってもありえない事を言われた気がする。


「玲汰くんも愛されちゃってるね〜」

俺らみたいにこのまま10年20年って続くんじゃない?なんて言われて。
ニコニコしたその表情はいつもステージ上で見る笑顔より柔らかいというか優しいというか。


本当に包まれていくような笑顔。

いやいやいや、むしろ今は流鬼でしょう。


「つうか何で流鬼がんな宣言をJさんにしてるんですか!!」
マジ何考えてんだべあの馬鹿!!なんて叫びそうになれば、すい、っと近寄ってくるJさんの身体。

え?え?と慌てても横に何故か移動してきて気づけば頭を撫でられて。


ああ、俺今死んでもいい…なんてちょっと思ってしまう。
だってだってあのJさんが!Jさんが!俺の頭撫でてくれてんだぜ?!

ちょっと大きな手で指先はやっぱり俺同様硬くてそんな手で撫でられてみろよ!


「…玲汰くんって目潤ませてそうやっていつも流鬼くんの事見てるの?」

それじゃあ可愛いはずだよね、なんて悪戯に頬にちゅ、と。



ガタガタガタ




「…悪戯のしがいがあるねえ」

酔っ払い特有のからかいとわかってはいるけど、触れた処が熱い。

とっさに頬を手で覆うものの、そこにさっきあの憧れの人の唇が触れた、と思うだけで全身の熱が一気に蒸発しちゃうんじゃないかって思ってしまうほどに。







「……潤、そこらへんでいい加減やめといた方がいいと思うよ」
じゃないとさすがの俺でも流鬼くんを止める事はできないから、なんて。
「あ、井上?…早かったじゃん」

へ?井上?INORANさん?って流鬼?
脳みそが爆発寸前パニック寸前。



「玲汰、お前何人に黙ってJさんと呑んでんだよ。携帯にも出ねえし」
そして後ろから首元に腕が回ってきて。
ふわっと漂う香水と煙草の匂いでそれが流鬼のものだってのがわかり、きょとんとして振り返る。


「流鬼…んでここに?」

ちょっとだけなんとなく身の危険を感じて口元がひきつる。
だってすっげえ笑顔だけど、絶対怒ってるオーラ出てるし!

「さー、何ででしょう。ちゅうかJさんにまで迫られてんじゃねえよ馬鹿」
あ、やっぱりソレ見てたんですね。。。と。



「と、言うかね、潤が俺の見てない所で後輩可愛がってるのはどうかと思うんだよねー」

「…井上今日遅いって言ったじゃん?だから玲汰くん呼んだんだよ」

あくまでニコニコしてるあっちの二人も怖い。

つうかINORANさんってこんななんか戒くん的なオーラだったっけ?

俺怖いんですけど、どうしたらいいですか。


「…確かに玲汰くんじゃ潤に襲いかかるとか無理だからな…まあいいけど」
今夜はお仕置きかなー、なんて言葉が耳に届いて。

「え!?え…?Jさんって…」

考えたくない事が脳裏に、ですね。
だってこんなに格好いいのに。
すっごい男前なのに。

確かに笑顔は可愛いしすごい色っぽい事もあるけど。


「…玲汰くん、潤は俺のだから手出したらダメだからね?そんな事したら君も一緒にお仕置きしてあげるから」



にっこりと。

これまた天使様ですか、キリスト様ですか、仏様ですか、と言わんばかりの眩しい笑顔が俺の顔をひきつらせた。



この夜4人がどうなったのかは作者のみぞ知る。







終わり。




〜あとがき〜


すみません、マジで本当に!
あのですね、Jと玲汰さんのお話書きたいんですよ〜。でもね、どっちも可愛い可愛い人なんでわしどうしたらいいかわからなくて(Jも玲汰さんも攻めたいからどっち視点で書いたらいいかわからなくて)こんな本気でギャグになってしまいました。
最近Jが玲汰さんを可愛がってるって話をJ友達網経由で聞いてですね。
んで、赤外線なんて絶対玲汰さんからお願いできないよな〜とか考えたらくっくん出てきました(笑)
あいつ本当わしが好きなバンドに必ずいやがる…。ずりいぞくさかのくせに〜〜〜〜〜〜〜〜〜(おい)
とりあえず書き逃げギャグでした(笑)