戒×麗



「ぁ。誕生日おめでとう」




午前零時の知らせと共に抱きしめられる。







気付けば日付は変わっていて6月9日を示していた。









TWINKLE













「っ・・・んん・・・」




気付けば押し倒されるように視界一杯の戒の姿。






外気に触れる身体の感覚に、器用に全て脱がされてるのだと気付く。




どこからその力は出てくるのだ、と言わんばかりに自分の上にある身体の力強さに眩暈がする。




自分より小さいのに力の強さでは全然敵わないその人。







俺の恋人。





「何考えてんの?麗ってば」





くすくすしながら笑うその顔はとても好きなものだけど、指先から与えられる快楽、と言う感覚に何も考えられなくなる。






「っっ・・ぁっっ・・・」




「ここ、好き?」




指先が触れるたびにひくつく身体。






戒につかまるのか何となく負けた気分がしてシーツに指を絡ませる。






「ん・・・・ぁ・・・・」




答えられずに首を横にふると、ふ、っとくちづけられる。





「麗ってば、ちゃんと言っていいんだよ?俺にだったら」






耳元で囁かれ指先の動きを激しくされれば一気に頭の中は白くなり、そのまま意識がわからなくなった。







「ぁーあ、、、どっかいっちゃったし」






腕の中で幸せそうに意識を飛ばす恋人にくすぐったい感覚に陥りながらもそっと額に口づける。





「幸せそうな顔しちゃって」






ぐいっと自分の方に引き寄せればくっついてくる身体。



ん、なんて漏れる吐息がくすぐったい。




「強がりなも麗好きだけど・・・ちゃんと頼ってね?」







そう耳元で囁きながらちゅ、っと口付け目をつむる。












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