注意!!!


これは戒くんと玲汰さん半同棲設定です。

さらにさらに・・・

ちょっとばかし変態はいります。

もちろんがっつり裏です。

それでもよろしければ・・・・










愛してるなんて言葉




耳が痛いくらい




繰り返してるのに




全然足りない。







夜も結構遅い時間に、付き合いで遅くなっちゃいそうだから、とあらかじめ連絡を入れていた戒がそっと寝室には入ってくる気配を感じて玲汰は閉じていた目をそっとあける。



最近は戒がうちにくる事がめっきり増えて、夜はほとんど一緒に過ごす。



呑める彼は地元の友達と夜遊んで、こう言う風になるのも少なくない。


だからこんな日は寝室の明かりを落とさずに、ぎりぎりに絞って眠る。


部屋の中はうっすらと色づいている。


普通に、戒が部屋に入って服を脱いで隣に寝ればいつものこと。

寝てしまえば、いつもの事なので、そのまま寝てしまおうと思っていた。



でも今日は様子が少し違って、部屋の扉を閉じたまま、そのまま動かない。



その気配が、妙に玲汰の頭を冴え渡らせた。



明かりが弱すぎて、戒のいる扉付近には全然届いていないため、全くもって戒の表情まで見えない。

だから何をしているのか全くわからない。

でもただ一つわかるのは結構なアルコールの匂いがすること。


いっくら部屋はそこまで広くない、とはいえ、直ぐ横に立ってるわけでもないのに、この匂い。


かなり呑んだんだろうな、とぼんやりと思う。


でもそこから全く動く気配がしなくて。


もしかしたらそこで眠ってしまったのか?と玲汰は身体を起こし、呼びかけた。


「か、ぃ・・・・・!」


けれども、動かないと思っていた気配はいつのまにか目の前にあって。


身体を起こすと同時にその重みが覆いかぶさってきた。



驚きとその重みに玲汰は息を飲み込み顔を歪める。



「戒・・・?」

「・・・?」

気づけば抱きしめられていて、弱い明かりに浮かび上がった戒は、胸に顔を埋めるだけで動かない。





「戒―・・・?」



顎の下で戒の髪の毛が散乱していて、そこから強いアルコールの臭いが漂ってくる。


飲んだのではなく、浴びたのか、と。


それほどまでに強烈な臭いで。


完全に酔ってるんだろうな、と思う意外考えられなくて。


「戒―・・・寝るなら、服位脱げよ。それかせめてどけ、重い」




「れいちゃー・・・」




「・・・」


言ったとたんに濡れた声に玲は鼻に皺を寄せる。



甘えたような猫撫で声。

酔っ払い特有のそれ。


「お前、シャワーでも浴びてきた方がいいべ」


この酔っ払いが、と通じるかどうかも怪しいが、一応言ってみる。

けれども、酔っ払いに通じるわけもなく、抱きついていた身体がもそもそと動くのに、はっとした時にはパジャマのボタンが2つ、3つと外されていた。



「戒・・・」


同時にため息。


「凄くしたいよー、れいちゃん〜」


甘えた子供のような声。


してもいいけど、こんな状態の戒の相手は嫌だべ、と思ったり。

でも拒否の言葉は当然受け入れてもらえるわけでもないので仕方なく、
本当に仕方なく。



「途中で寝たらぶっ殺す」



いつになく寛大なのは酔っ払いには何を言っても無駄だから。



玲汰はそっと身体の力を抜き、ベットに深く身体を沈め、背中へと両手を回した。





時刻は午前二時を回っていた。





最近戒が気に入って買ってきた一人掛けの頑丈な椅子に座らせた玲汰は、残った片足が手すりにかけられるのにきつく目を閉じる。


幅の広い背もたれの後ろに回された腕は、重なるように結ばれていた。


「戒・・・」


「動いちゃ駄目だよー」


楽しげな声が耳に届く。

パジャマのズボンは下着ごと脱がされ。

上着はボタンこそ全て外されてるが、肩にはかかった状態で。


問題なのはむき出しにされた下肢。


両足はそれぞれ幅の太い手すりへとかけられ、膝の裏が手すりにかかる。


その先は椅子の外側へと広げられている。


戒の手は閉じようとする玲汰の両膝に置かれ、動く事を許してくれない。


「寒い?ァ、でもすぐに暑くなっちゃうか」


語尾にハートマークが見えそうな勢いの満面の笑みを向けられる。


「戒!!」


「れーいちゃん、夜中なんだから、しー、だよ?」


「しー、じゃねえ!どうして普通に出来ねえんだよ!!」


「普通?普通にって何?」


耐え切れずに声を上げた玲汰の言葉に戒はクスリと音をたてて笑う。


「ぇー・・・動いちゃったら、もっと普通じゃない事しちゃうかも」


「っ・・・・」



脅しみたいな台詞。



でもそれは脅しじゃないから怖い。


玲汰は身をもって知っている。


過去何度かあった、戒の性欲の枷が外れてしまったときの事。

泣いて懇願しても許されなかった事。

悲しい事に、こういう時は従順になるのが一番。




学んだ事だった。





広げさせた玲汰の両足から手を離した戒は、玲汰の目の前に立ち、その姿をまじまじと見つめる。



見なくても強く絡みつくような視線を、痛いほど感じる。


「戒・・・」


「綺麗―・・・」


もう勘弁しろ、という訴えの言葉を遮るように聞こえるうっとりとした声。



わざとなのか、偶然なのか。



「玲ちゃん、綺麗―・・・」


「・・・」


遠くから戒の声。


そんな事どうでもいいから早くどうにかしてくれ、と言いたかったけど、この分では何一つ聞き入れてもらえないだろう。


つま先が奮え出すのがわかった。



嘘みたいに戒がどこを見つめているのかわかる。


視線が動くたびに、舐めるような感触が身体を這う。


視線は爪先に落ち、そこから足首を何度も撫で回し、ゆっくりと上がってくる。


膝を撫で、内腿をゆっくりと何度も行きかいながら、中心には触れずに下腹部を撫で、臍の窪みで遊び、ゆるゆると胸へと上がる。



はだけられ隠すもののない、突起へと。



「っ・・・」



強くなった視線に、煽られるよう。


左の乳首を指の腹で押し撫でられるような感覚に、思わず下がる左肩。


「っ・・・ァ・・・」

「・・・」

思わず声を漏らせば、戒の笑みが零れる。


「へぇ・・・よくわかってるね、玲ちゃんの此処。僕の事感じてくれちゃってる〜」


揶揄のようなものでもなく、単純に喜ぶような声。

左に触れた感触を感じて、右の乳首までもがもどかしくなる。


もどかしくてつい、反応してしまう。


「か・・・・ァぃ」


乳首を離れた視線が喉元に。


喉笛に噛み付くような強い視線。


玲汰は仰け反って、腰を捻った。


「ぁ・・・・っ」


輪郭伝いに視線は流れ、みみたぶへと留まる。


熱い吐息さえ感じる。


「玲ちゃん綺麗―・・・僕と同じ性別なんて信じられないー」


「は、、ぁ・・・」


ねっとりと耳の中を舐められたような気がする。

耳たぶを軽く噛まれ、濡れた舌先の唾液が音を立てる。


鼓膜を振るわせたような気がする。


暑い息が吹き込まれたような、そんな気が。

変な感じ。

触られてもないのに、身体中が過敏に感じて。

戒の視線を。

もう駄目だった。



身体はすでに戒を望んで、完全に戒の手中にある。



意思なんて、こうなってしまえばあって、ないような
もので、玲汰は操られる事を望んだ。




もうそれしかなかった。






to be continued xxx